今日からセンスを君の武器にしよう
- 石渡晃一
- 2016年7月20日
- 読了時間: 2分

「センスって。。。なんだ、、、」
僕は大学生1,2年生の頃にこの本を手に取った。
ダンスにおいて、『センス』とは必要不可欠な要素である。
そんな気はしていた。
ただ、その『センス』というのはオーラやなんかと同じでなんとも定義しずらい。
それは、生まれながらにして持っている。先天的なもの。というイメージがあった。
しかし、そんな僕は、知った風な顔して
「あのショー、センス良いよね」「あの衣装センス良いよね」と
『センス』という言葉を連発していた。笑
そんな僕にこの本は一つの答えを出してくれた。
まず、この本での『センス』とは
情報の絶対量を増やす
→その中からしかるべき情報を選び出す
→上手な伝え方をする(アウトプットする)
なるほど、たくさんの良いものを吸収し、たくさんの良くないものも吸収し、
自分の中で取捨選択すると。。
たしかに、蓄えのない0(ゼロ)の状態からはなにも選びとれない。
次に、この本の中で特に心に響いた文章を紹介しようと思う。
「同じ会社の人、さらに、同じ課で同じ仕事をしている人、そういう狭い範囲でしか付き合いがないというのは、本当に避けなくてはいけないこと。視野がどんどん狭まって、新しい発見に出会う機会がみるみるうちに減っていく。」
簡単に状況を置き換えてみる。
同じ会社の人=ダンサー
同じ課で同じ仕事をしている人=同じジャンルのダンサー
僕は少しの間だけだがLOCKを習っていたことがある。
上半身と下半身でキープするリズムを変えて踊る。ということがPOPしかやってこなかった僕にとって難しく新鮮であったことを今でも覚えている。
(レッスン中にマスターすることは出来なかったな。)
さらに、ダンスという枠から外れてみると、
僕は小林賢太郎さんの舞台作品の[TRIUMPH]という演劇と手品を組み合わせた公演を見て、
そうか手品してもいいんだ。と概念を覆された。。。
そう考えてみると、新たな刺激をもらえる可能性が高いのは、
他ジャンルであり、他分野である舞台、映画、芸術などに
新しい発見というものあるのかもしれない。。。
ということで、僕は自分の中の引き出しを増やすため
ダンスの関係ない舞台を観に行ったり、
大道芸を見たり、映画を見たり、本を読んだり、
時には海外に飛んで日本にはないものを見にいったり。
(単純に鑑賞するのが好きということもあるのだけれど)
今はとにかく多くのものを貯め込んで、
この貯金箱を割る日が来るのを楽しみに生きて行く。
貯めたそれを上手にアウトプット出来ることを祈りながら。
今日からセンスを君の武器にしよう
石渡晃一
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